武富士110番 つづき
滋賀県司法書士会による,「武富士会社更生110番」が,10月2日,3日(時間は両日とも午前10時~午後5時)に行われました。
私は,10月2日の午前10時から午後5時まで出ておりました。
10月1日,2日と新聞各紙に掲載され,2日は,関西テレビとびわこ放送のカメラが撮影にきました。大手貸金業者の倒産だけに,マスコミの注目度もかなり高いようです。
関西テレビのお昼前のニュースで放映されたらしく,昼からは,テレビのニュースを見たという電話がめだちました。こういう「110番」では,テレビの効果は絶大ですね。
10月2日の相談は,全部で61件ありました。3日のほうはまだ把握してませんが,滋賀県司法書士会で行った「110番」では,一番多かったようです。
私自身が受けた相談は,4件でした。私の場合,回線が詰まってきたら電話を取るという対応をしていたので,少ないです。
通常なら,「消費者金融と,10年ぐらいの取引があります。」と聞くと,「過払いになっている可能性が大きい。よかった。」と思うのですが(「過払い」についての説明は省略),今回の場合は,逆に「お気の毒に」と思ってしまいます。
私は,平成13年の司法書士登録で,そのころからクレサラ(多重債務)問題に関わっていますが,今や様相が随分と変わりましたね。
お行儀の悪かったサラ金業者も,一部を除いて随分と紳士的になりました。クレサラ運動の成果ですね。
過払いで,「債務者」であった顧客が「債権者」になり,「貸し手」と「借り手」は逆転しました。
多重債務を抱えるお客さんに,「借金をリセットして再出発しましょう。」と言っていましたが,今や「貸し手」のほうが「リセット」する時代に。
正常化に向けた前進というべきなのでしょうね。
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