定額小為替ってどうよ?
定額小為替ってご存知でしょうか?郵便局の貯金のほうの窓口で発行してくれる,金券(というのですかね?)です。普通郵便で,現金を送ることはできませんが,この定額小為替を封筒に入れて送ることはできます。
遠隔地の役所で戸籍謄本や住民票謄本なんかを発行してもらう時には,その手数料分の定額小為替を入れて郵送で送ります。仕事上,私らなんかはよく使うことになります。
郵政民営化で,この定額小為替の料金(手数料?)が,1枚10円→100円に跳ね上がりました。10倍の料金アップには驚きましたが,それまでの1枚10円という料金が余りに安かっただけという意見もあり,「50円の券を買うのに100円かかるのかよ!」と文句をタラタラ言いながら渋々受け入れたものでした。
それから?年,こんな定額小為替への苛立ちも忘れておりましたが,これが再燃することが起きました。
某市役所から電話。「定額小為替が足りません。」
はて,郵便局で2枚買ってそのまま封筒に入れて送ったはずだが,と思いましたが,入れたはずの1枚が見当たらないとのこと。
「開封した者が,記録をすることになっているので,間違いありません。」と某市役所の担当者さん。自信たっぷりというか,言外に「あんたが入れてへんのやろ!さっさと認めんかい!」というような口ぶり(そういうふうに仰ったわけではないのでね。あくまで心の声を推察しているだけなので誤解なく。)。「今まで一度もそういう間違いはないですから。」とキッパリ言い切りはりました。
私のほうは,2枚買ってその場で封入して送っていますので,「そんなバカな。」という気持ち。でも,私は,「絶対」と言い切るほど自分を信頼しておりませんので,「じゃあもう一回送りますけど,よく調べておいてくださいよね!」というのが関の山でした。
釈然としない気持ちで受話器を置いて,「何でやねん!」とブツブツぼやいていると,また同じ方から電話がありました。
「ありました。返信用封筒の中に入っていました。」って。
わざわざ返信用封筒に小為替を入れることはないですが,封筒に差し込むときに入ってしまったようです。
「返信用封筒は返信の時にしかあけませんので。」と担当者さん。
言い訳口調でしたが,まあ責めるのも気の毒なところですね。
私は,郵便小為替で支払うっていう方法のほうに問題があると思います。
現金書留でもそうなんですが,結局,「入れた。」「いや入っていない。」ってことになる危険がたっぷりなんです。
銀行とかからの振込みでしたら,振り込んだ金額は○円という記録が手元に残ります。金融機関が「証人」になってくれるわけです。ところが,郵便というのは,そういう時の役には立ってくれません。現金書留にしたって,送金額は自己申告ですからね。香典袋みたいなもんです。
今回たまたま市役所さんが見つけてくれたからよかったものの,そうでなければ私は,「入れたのになー。おかしいなー。」と,割り切れない思いを持ち続けなければなりませんでした。
また,特に急ぎの案件でなかったからよかったですが,これが「今日明日にでも必要」というものであれば,「送り直します」なんて悠長なことも言っていられません。
こんなしょうもない紙切れ(定額小為替)が1枚100円ってどうよ?高すぎない?
数年前のイライラが再燃してしまいました。
真面目な話,料金決済の方法としては,定額小為替っておかしいですよ。「ペイジー」で戸籍謄本や住民票謄本が取れるようにしてもらえないものでしょうかね。総務省さん。
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