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最近,事務所の近所の歩道に,青い点線が描かれています。
(写真は,守山市民病院の向かいの歩道)
何だろう?と思っていました。
今日,瀬田のほうに車で出た帰り,やはり歩道に青い点線が描かれているのを見掛けました。そこには,自転車の絵が描いてあったので,どうもこれは,自転車のレーンを作っているということのようです。
先日,新聞に,吉村作治さんの,自転車についてのインタビュー記事が載っていました。
吉村さんは,歩道で歩いていて自転車にぶつけられたことがあり,最近の自転車使用者のモラルのなさに憤っているということでした。
道路交通法では,自転車は歩道を走ってはいけないということになっているそうです。知ってました?実際は,自転車通行可という標識のあるところも多いですが,そういう標識がない歩道には,自転車は進入してはいけないということですね。
確かに,最近は自転車の事故が増えているようです。前に,自転車の保険のことをブログに書きました。私も,自動車保険に自転車の事故に適用できる保険を付加しました。
青い点線=自転車専用レーンの新設?は,そういう状況に対応するためということかもしれません。
ただ,歩道が狭くなったということのような気がしなくもないですが…。
もりやまいち,100円商店街,今日行ってきました。
開催時間は朝10時から午後3時でしたが,みゆ(4歳)を連れて,お午(ひる)過ぎから終りごろまでぶらぶらとしておりました。
もりやまいちは,街道文化交流館の向かいをイベント会場にして,そのあたりを歩行者っ天国にして行われていましたが,盛況でした。神戸南京町からの中華の出店あり,お祭りにお馴染みの露天商あり,地元の商店の出店あり,市内4中学校の生徒の出店ありで,なかなかに面白いコラボレーションでした。
東門院の中も店が出ていました。
100円商店街は,もりやまいちに連動して,近くの銀座通り商店街やほたる通り商店街などで,100円の商品を出品する企画がされておりました。私は,買い物メインではなかったので,銀座通りまで出てはみましたが,見るだけでした。クレープ屋さんに長い列ができていましたので,これはヒット商品だったんでしょうね。
自販機の缶ジュースも100円。て,これは,100円商店街の企画とは関係ないですね。
今日は朝方は雨が降っていた様子だったので,コンディションを心配しましたが,雨もあがり,暖かい陽気で,快適に過ごせました。
みゆも楽しかったようでした。こども園に職業体験に来て遊んでくれた中学生のお姉さんを見つけて,恥ずかしそうに声を掛けて,ぎゅーって抱きしめてもらったり。終りの時間になったので引き揚げましたが,名残惜しそうでした。
なんかみんなでワイワイやっているっていうのは,いいですよね。
2007年までは,市内の学童保育所の合同で,5月に「学童保育まつり」というのをやっていました。2007年の「まつり」では,役の回りで,私が実行委員長をやりました。慣れた人が実務を随分やってくれたので助かりましたが,なかなか大変な仕事でした。
その後学童保育所は,指定管理者制に移行して,翌年からこの行事はなくなってしまいました。私が実行委員長をしたのが最後の「まつり」ということですね。
「まつり」を運営する父母の割く労力は結構大変ではありましたが,なくなるとそれもさびしいものです。
ともあれ,もりやまいち,楽しく過ごせました。
私,コーヒー通でもなんでもありません。コーヒーの味も,まああんまりよくわかりません。「挽きたてがいい」というのも,味の違いを感じ取っているわけではないんです。
1週間ぐらい前かな,マウンテン守山店で,その場で挽いてもらって,コーヒー豆200グラムを買いました。で,事務所に持って帰って,コーヒーを淹れました。
うちは普通のペーパーフィルターですが,フィルターの上のコーヒー豆に湯を注いだ瞬間,コーヒー豆が,ぐわわわっと勢いよく膨らみました。ちょっと感動的。見た目で,うわー美味しそうって思いました。
味は…。私にはよくわからへんけどね。
その翌日,コーヒー豆が膨らむ勢いが低下。そのまた翌日,更に低下。
今日,コーヒーを淹れましたが,もう膨らんではくれませんでした。
やはり,コーヒー豆は挽きたてが一番。見た目でしか違いがわかりませんけどね。きっと味も違うのだろう,みたいな。しかし,少なくともあの膨らみは壮観です。
今度から,店の人には手間をかけさせて悪いけど,100グラムずつ買うことにしよう。
12月23日の朝10時から午後3時まで,「守山100円商店街」と「もりやまいち」というのをやるそうです。チラシが入っていました。
http://miraimoriyama21.shiga-saku.net/e544930.html
守山駅前の,結構な広範囲でやるみたいです。「滋賀県初」と謳っています。
守山駅前の商店街では,毎年夏には,土曜日に夜店を出したり,通りを歩行者天国にして夏祭りをやったりしてます。夜店といっても,いわゆるテキヤさんじゃなくて,商店街の人たちが自らやっていて面白いです。
今回は,100円商店街ということで,各店100円の商品を考えて売りに出すようです。これだけの規模で足並みを揃えるのは大変でしょうね。
私もちょっと覗かしてもらいましょう。
私,滋賀県に居ますが,京都青年司法書士会の会員です。でもあとわずか。
京都青年司法書士会(以下,「京都青年会」と書きます)というのは,京都の“青年”司法書士による任意加入の団体です。そういう団体は全国各地にあって(存在しないところもありますが),「○○青年司法書士協議会」と呼称しているところが多いです。近畿圏はなぜか,「青年司法書士協議会」ではなくて「青年司法書士会」です。これの全国組織が「全国青年司法書士協議会」=全青司と言われるものです。
京都青年会の場合,正会員はだいたい45歳ぐらいまでです。それを超えるとOB会員ということになります。私もとっくにOB会員です。
今年の5月に京都から滋賀県に事務所を移転したので,京都青年会の籍はそのままにしてありました。12月末が会計年度の区切りなので,この年末で退会することになっています。
事務所を移転してから,京都青年会とのつながりは,「青年会メーリングリスト」ぐらいでした。今日,青年会の事務局から,会員に,年内の手続を促すメールが来ていました。ああ,もうすぐこのメーリングリストともお別れ,京都青年会ともお別れやなーという,感傷的な気分になりました。
京都青年会では,先輩司法書士からいろいろとご指導を受けました。同輩の人たちといろいろと議論したりしました。私の“師匠”,故安常正行先生も,青年会が大好きでした。とても懐かしいです。
会長の任期1年のところ,後任が見つからずに2年やってしまったという,私は,ある種「伝説」の人物なんですが,会長を退任してからはほとんど行事に出ることもなく,薄情な元会長でした。
今は,ほとんど顔と名前が一致しないメンバーに入れ替わってしまいましたが,とても活発に活動をしておられるようで,まぶしいぐらいです。
メーリングリストも来なくなると寂しいなー。こういう気分になるとは思っていなかった。
宮本常一著「忘れられた日本人」(岩波文庫)を読みました。
読み終わったのは1週間ほど前なのですが,感想としてまとめるのが難しく,うだうだとしている間に時間が経ってしまいました。
ちょっとつかまえにくいですね。わかった気にはなれないです。宮本氏は民俗学者ということですが,奥深さというか広がりというかがとてもありそうです。
宮本常一という人を知ったのは,愛媛和解支援センターを通じてです。同センターは,松山の司法書士の松下純一さんが主宰する民間の調停(ミディエーション)機関です。「忘れられ日本人」でも,村の寄り合いのことが書かれていますが,そういう話し合いの文化を訪ねるツアーなどが和解支援センターで行われています。そういう話を聞いて,私も,宮本常一や「忘れられた日本人」に興味をもったわけです。
ですから,ADR的な関心としては,村の寄り合いに関してということになるのでしょうが,「忘れられた日本人」ではそれはごく一部の記述ですし,それ以外の記述があまりに面白いというか興味深く,未だに感想としてはまとまりません。
宮本常一は,昭和14年から日本全国を調査して歩いたということです。「忘れられた日本人」に出てくるのは,昭和20年代の半ばぐらいまでの調査かと思います。そこで,聞き取りをした古老の話が「忘れられた日本人」の中心をなしています。
語り手の古老は,幕末から明治,大正,昭和を生きてきた人々です。宮本による調査が行われたのは今から60年から70年ぐらい前,明治初年はそれより更に70年から80年前です。時間的には,近いような遠いような。しかし,その間に,社会は随分と変わってきたのだなあと思います。
古老の語る内容が,その時代の典型的なものであったのか,ごく特殊なものであったのか,それはよくわかりません。しかし,リアルにその時代が写し出されます。
われわれはどこに行こうとしているのだろう?「忘れられた日本人」を手に,この先何度か振り返ることになるのかもしれません。
私が一番気に入ったのは,このくだり
「人がほんとに住みついたのが明治20年頃,その頃には入江の向う側によく狐火がもえていたものでごいした。あんまり気持ちのええもんではなかった。それにまた,ほんに静かな晩に,天地もさけるような音のすることがあった。天道法師が飛行なさるのじゃろうなんどいうちょりましたが,明治30年頃になると家も百戸にふえ,その上紀伊の国からは毎年70ぱいくらいのブリ釣りが来るようになって,港はにぎやかになり,狐火も天道法師の飛行の音もせんようになってしまいやした。 やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす。…」
そういう世界が本当にあったんだなあと。
タイトルは「おおあざちゅう」と読みます。
昨日,認可地縁団体のことをブログに書きましたが,書きながら「大字中(おおあざちゅう)」のことを思い出しました。
古くからそのままになっている登記簿の中に,所有者が「大字中」とか「村中」,「町中」とかなっているものがあります。明治22年の市制町村制施行の際に,市町村に統合される前に部落等で所有していた,旧財産区といわれるもの(イコール?二アリーイコール?ちょっとあやふやですが)です。
私は,京都に事務所を置いていたときには,社団法人京都公共嘱託登記司法書士協会の社員でした。京都府等の公共団体がする登記の申請(公共団体が行う場合は,登記の「嘱託」といいますが)を,委託を受けて行うというのが主な業務です。
公共団体がする登記というのは,主には用地の買収によるものです。そういう土地には,元々売り買いすることを想定していないようなものも多く,登記名義人がとーっくに亡くなっていて何代にもなるというものもよくありますし,上記の,大字中名義のものなんかにもぶち当ったりします。
中には,大字中名義であったものが,明治20年代の後半なんかに,おそらくは新しい市町村に接収されてしまうことを恐れて,何人もの共有名義に変わっているものなんかもあります。古ーい名義のままで,しかも多人数の共有(住所も書かれていない場合もある)なんてことになると,これは大変な作業になります。
それこそ,法務局が,相続人全部から承諾を貰えなどといいだしたら,お手上げになってしまいます。
大字中については,京都公共嘱託登記司法書士協会の,李光雄先生が,非常に見識をお持ちです。同協会の,北代貞男先生とも,「町中」となっていた物件のお仕事を一緒にさせていただき,ご指導をいただきました。
そういうことを,懐かしく思い出しました。
今日来られたお客様のご相談内容を聞いて,滋賀県司法書士会調停センター「和(なごみ)」に向いているなと思いました。
で,お勧めしたのですが,うまくいきませんでした。
勧め方が悪かったのかしら?
内容は,まだホット過ぎるのでブログには書かないでおきます。
法務省からの通知(民二第3015号)が回ってきていました。
メモ代わりにPDFファイルを記事の中にあげていたんですが,今回の通知には右肩に「機密性2 完全性2 可用性2」なんて書いてあり,なんかよくわからないですけど,PDFファイルをあげるのは控えておきます。
標記の通知ですが,表題のとおり,不動産の所有権移転に関するものです。
町内会かなんかで持っている不動産が代表者個人の名義で登記されていたが,その代表者が亡くなってしまった。その町内会かなんかのほうは,そのままでは具合が悪いので,登記の名義を変えるために,その代表者の相続人を相手に裁判を起こして,町内会かなんかの主張を認める判決が出された。ただし,裁判の相手方になったのは,代表者の相続人全員ではなかった。
その場合に,この判決で所有権移転登記ができるか?という問合せに,「できる」という回答をしたというのが通知の内容です。
町内会や自治会で建物をもったりということはよくあると思いますが,平成3年4月に「認可地縁団体」というものが設けられるまでは,町内会や自治会の名義で不動産を登記することはできませんでした。
その場合は,代表者個人か,構成員全員の共同の名義での登記をするしかなかったのです。
代表者が代るとかいったことに伴って登記の名義も変えるという場合は,「委任の終了」という原因での変更となり,登記簿にもこれは記載されます。
平成3年4月から,一定の要件を満たす地域住民の集まりは,「認可地縁団体」という法人格を得ることができるようになりました。それまでのような個人名義ではなく,町内会や自治体という法人の名義で不動産の登記ができるようになったのです。
そのように,認可地縁団体という法人格の取得に伴って,個人名義から法人名義に登記名義を変えるときの登記原因も「委任の終了」となります。(平成3年4月2日民事三2246号)
ところで,不動産の登記の申請というのは,原則,その登記によって権利を得る者(権利者)と,逆に権利を失う者(義務者)との共同申請によって行います。判決を得て登記をするという場合は,(権利者)単独で申請をすることになりますが,判決が相手方(義務者)の代りに「登記してもいいです」という意思表示をするという意味なので,やはり権利者と義務者が共同で申請しているともいえます。
もし,登記義務者が死亡したら,その義務はその相続人に承継されるというのが原則でしょう。不動産登記申請の場合だと,相続人“全員”が登記義務者として申請人になるのが原則です。
前置きが長くなりましたが,町内会や自治体なんかで代表者個人名義で登記されていたという場合でも,その代表者の交代に伴う名義の変更の申請での登記義務者はその交代前の代表者ということになります。したがって,その代表者が亡くなっているという場合であれば,その方の相続人全員が登記義務者というのが原則といえるでしょう。
判決といっても,参加していない人の意思表示を代りにすることはできませんから,一部の相続人しか参加していない判決では,本来は不十分なはずです。
ですから,今回のような地縁団体のケースでは,例外的な措置を認めたということですね。
地縁団体の持ち物かどうかというのは比較的判断がしやすいということでしょうか。そのように裁判所が認定したなら間違いではないであろう。だとすると,代表者個人の相続人は実質的には権利の保有者とはならないという解釈かもしれません。どういう構成なのかはちょっとわかりません。
ただ,恐らく,相続人全員でないとダメだという運用をすると,大変なことになると思います。現実に即した運用だと思います。
昨日の,朝の情報TV番組「とくダネ」で,動物将棋が取り上げられていました。
将棋を簡単にしたようなゲームで,お互いにライオン,ぞう,きりん,ひよこの4枚の駒を並べて,3×4の盤上で対戦します。動物将棋の大会が行われている小学校なんかもあって,子どもが夢中になる遊びになっているようです。
棋士の北尾まどかさんがルールを考案し,同じく棋士の藤田麻衣子さんがデザインをされたということです。プロ棋士が作っただけあってか,大人がやってもやりごたえがあるもののようです。番組では,将棋クラブに持ち込んで,将棋を指している方に体験をしてもらっていましたが,真剣な勝負になっていました。
考案者の北尾さんは,「昔はどこの家にも将棋盤と駒はあったが,今はそうではない。将棋を身近なものに感じてほしい。」と,コメントしていました。
動物将棋のルールには,始めるときに「お願いします」,終わったら「ありがとうございました」とあいさつをするということもあるそうです。一人でゲーム機に向き合っている今の子ども文化に対して,人と向き合って遊ぶという,コミュニケーションを学ぶばでもあるということで,親も良い評価をしているようです。
夜,家でさわりん(妻)ともえ(13歳)に,「動物将棋って知ってる?」って話していたら,もえが興味を示して,でも動物将棋ではなくて,将棋がやりたいと言い出しました。
我が家に永く眠っていた将棋盤と駒を引っ張り出してきて(いつの間にか「歩」が一枚なくなっていて厚紙製になっていました。悲しい。),もえとひな(13歳)が対戦を始めました。
長考しながら彼らなりに楽しんでいたようですが,夜も遅かったので対戦の途中でお開きとなりました。
動物将棋は将棋の普及に貢献したということかな?もえ,ひなの興味がこの後も続くかどうかわかりませんが…。
12月9日夕方に守山市内で猿が目撃されたという情報があったのですが,その後,これに関する追加の情報はなーんにもありません。
ガセだったのかな。
子どもの通う学校からの連絡メールがありました。
昨日の夕方,守山市内の公園(今宿あたり)で,猿が目撃されたということです。
最近,猿やイノシシや熊が人里に多く出没しているようですが,ついに近くまできたかという感じですね。
守山は平地で,山はないんですが。
twitterに登録して,初ツイートをしてみました。
守山市商工会議所が運営している,「もりったー」という,店舗情報のサイトがあって,そこから登録してみたのです。
どういうふうに使うのか,全然よくわからないままでやっちゃってます。
ユーザー名は,okadatoshi です。
okadatoshio は既に使われています。きっと,岡田斗司夫氏に違いない。
なう
12月4日,5日と,近司連主催の,和田直人先生のADRトレーニングがありました。
私は,4日は全日参加でしたが,5日は,ちょっとした事情で1時間半ほどの遅刻での参加となりました。
標記の,「信頼関係の強さが解決できる課題を決する」というのは,和田先生の言葉通りではないですが,というか短い言葉で表現しにくいのですが,今回教わったことでした。
信頼関係が乏しければ,いきなり大きな問題を解決することはできない。でも,小さな課題を解決すれば,それが信頼関係を強くする。そうすれば,そこで解決できる課題もレベルアップする。ミディエーションはその繰り返しだ。ということです。
これは,以前,ロサンゼルスの弁護士で調停人のフォレスト・モステンさんに教わったことと通底しているように思います。
モステンさんは,ミディエーションは「ベイビーステップだ」と言っておられました。焦ってはいけない。一足飛びにはいかない。少しずつ進んでいくのだ。ということです。
和田先生が言っておられたことは,このモステンさんの言葉をより明確にするものと私には受け取れました。ただゆっくりというよりも,信頼関係の度合いに応じてということなのですね。なるほどと思いました。
今回の研修のテーマは,「ケースマネジメント」ということになります。「ケースマネジメント」というのは,狭義のミディエーション(両当事者を交えた話し合いのセッション)以外の全ての課程を指します。申込みの受付をしたり,相手に連絡をとって,期日を設定したり,等々です。
これはとても重要な課程です。それがなければ,ミディエーションは成り立ちません。「調停センター」ということになると,この課程を,だれがどのように担当するかということを決めておく必要があります。
所謂ミディエーショントレーニングというのは,上記の狭義のミディエーションのトレーニングであることがほとんどですので,このケースマネージメントのトレーニングというのは希少です。
1日目のワークは,ケースマネージメントにはどういうものがあるか,それはそれぞれ誰が担当するのが妥当か,ケースマネージャーの権限の範囲はどこまでか,ということについてのグループ討論でした。2日目のメインは,調停の相手方へのファーストコンタクトのロールプレイでした。
1日目のワークでは,調停センターでよくあることとして,ケースマネージャーがミディエーターに介入してしまうということが言われていました。
私自身,言われてみると,そういうことがないわけではありません。ある意味,一番痛い指摘といえるかもしれません。
先日の廣田先生の「紛争解決学」の講義では,紛争解決のために,使えるものは何でも使うという考え方と受け取りました。私の考えも,多分それに近いというか,そちらにシンパシーを感じます。
それは,それでいいと思っていますが,システムとなるとそういうわけにもいかないかもしれません。チームとして仕事をしていく必要がありますからね。所謂トレーニングの「ベテラン」は,それをもっと自覚すべきなのでしょう。
2日目のロールプレイは,1つのロールプレイを半日かけて行われました。ロールプレイ自体の時間も1時間ぐらいとりましたし,振り返りの時間もかなりとりました。
これぐらい時間をとるのは,贅沢ですが,とてもいいと思いました。
「ロールプレイを生かすのは当事者役にかかっている。」「ロールプレイを教材として生かせるかどうかは,観察者にかかっている。」だそうです。
ロールプレイで何を学んだか
私自身は,まず,相手のニーズに応じて話をすること。また,ケースマネージメントでも”傾聴”が大事だということです。ミディエーションの場では意識することが,場面が変わると忘れてしまうということがあります。やはり,ミディエーションの手続きは,全ての課程で同じことが問われるのだなあと思いました。
振り返り,も傾聴です。ロールプレイの感想をじっくり聴くということが,それ自体傾聴のトレーニングだと思います。
しかし,1日目は,このプログラムでは,初学者の方は一体どうなってしまうんだろう?と大変心配しました。ところが不思議なことに(?),2日目もほとんど欠席者はなく,結構みんな集中して取り組んでいるように見えました。2日目終了時には初学者方の評価も上々であったようです。「恐るべし。和田マジック」と,感嘆に近いものを感じました。
今朝,テレビ(「朝ズバ」だったかな)で,このイカール星人というのがチラッと出ていました。
みゆ(4歳)の反応が面白かったので,書き留めておきます。
函館の観光ガイド用に,このイカール星人が登場する映像が作られているそうです。イカを大量に食べている函館市に,イカール星人が攻撃をしかけるというものです。その悪役キャラが子どもに人気があるという報道でした。
これを,たまたまみゆと一緒に観ていました(朝,ニュース番組をみゆと観ているのは珍しいのですが)。
最初,イカール星人の着ぐるみが出てきて,
さわりん(妻):ゆるキャラ?
私:ゆるくないけど。
みゆ:気持ち悪い。
とか言っていたのですが,イカール星人が函館を攻撃する映像が流れると,妙にこれがみゆに受けていました。
みゆ:イカ好き。
私:なんで?
みゆ:ドカーンとかやって,悪いから。だって,みーちゃんも悪いから。でもドカーンていうのはあかんな。
だって。
やはり,妙に子どもの「悪」な心を刺激するようです。
タコは嫌いだそうです。
すごーく生半可な情報とすごーく生半可な知識に基づくものなので,書くのもためらいますが。
ウィキリークスというので,アメリカの外交文書が暴露されてしまったというのが,先日報道されました。
ちょっとなー。やり過ぎというのか,どうかと思うなーという,独り言です。
政府部内といっても,人の目を気にしないでというのか,いわゆるホンネで,人とやりとりをする場があっていいんじゃないのか?と思うのです。
官僚・政治家だからどこまでもパブリックじゃないといけないのか?官僚・政治家っていっても人ですから,タテマエばかりでは居られないでしょうし,それだと思考も硬直しちゃうんじゃないでしょうか。…すごい,感覚だけで言ってますが。
「公共圏」と「親密圏」というのがあったと思いますが,官僚や政治家の仕事上の中にも,「親密圏」でものが言える場があったほうがいいんじゃないかと思います。…このへん,ほんとに生半可ですので,失礼。
そういうホンネの場を奪うことが正しいとは思えないということで,あの暴露には違和感を感じています。
そういう独り言。
今朝の新聞(朝日新聞)の1面に,「誰にだって極楽」という見出しがありました。
この「誰」という字,今回の改定で常用漢字に追加されることになった字ですよね。
今まで新聞に使われていなかったのかどうかを確認したわけではないですが,改定によって新たに使うことにしたのではないかしら?
早速ですか!と思いましたので。それだけ。
近畿司法書士会連合会でのADR関係の企画の予定を書いておきます。
・日時 12月4日(土)10時~17時,12月5日(日)10時~17時
場所 大阪司法書士会館
テーマ 対話調停トレーニング(ケースマネージメントを含む)
講師 和田直人先生(静岡大学大学院法務研究科准教授)
・日時 2011年1月15日(土)13時~17時
場所 滋賀県司調会館
内容 調停ロールプレイ(中級)及び振り返り
・日時 2011年1月29日(土)13時30分~16時30分
場所 滋賀ビル 9階 「鈴鹿の間」
テーマ ADRの現状と課題 -ADRの普及発展のためにはー
講師 棚瀬孝雄先生(中央大学法科大学院教授・弁護士)
・日時 2010年2月19日(土),2月20日(日) 時間未定
場所 兵庫県司法書士会館
テーマ ADRトレーニング(詳細未定)
講師 入江秀晃先生
等です。
いずれも近司連会員向けの企画ですので,他の方にとっては,「ああ,あるのか」ということでしかないかもしれませんが。
これ以外に,2011年3月に,稲葉一人先生のADRに関する講演会を企画しています。こちらは,近司連会員以外の方にもできるだけきていただきたいと思っています。
12月に入りました。もう一年が終わってしまいますね。
11月後半はブログをほとんど書いていなかったので,書くのに少し敷居が高いです。どうでもいいような話にしときますね。
29年ぶりに,常用漢字が改定されるそうです。11月30日に新しい常用漢字表が内閣告示されたということです。
1946年に「漢字使用はこの範囲にすべし」として,1,850字定められたのが「当用漢字」で,それを1,945字に字数を増やして,「漢字使用の目安」という性格に変えて,1981年に定められたのが「常用漢字」だそうです。(12月1日付朝日新聞による)
改定により,常用漢字は,5字減って196字追加され,2,136字になるそうです。(これも12月1日付朝日新聞による)
パソコンでは,常用漢字か否かは関係なく変換して出てきますから,普段は私もあまり常用漢字というのを意識することはありません。
ただ,私ね,10年ぐらい前に,「テープリライター養成講座」という通信講座を受けたことがありまして,その中で,使ってよい文字(=常用漢字)とそうでない文字があることを知りました。以来,ある程度それは意識しています。
「テープリライター」っていうのは,テープを起こして文章にする人のことで,造語です。この「養成講座」っていうのは,今思うと,内職商法っぽいものですね。”そういう仕事があるよ”っていうことで勧誘して,実際のところ,それを修了したからといって,何もないわけですから。私も,「あ,騙されちゃった。」と思ったので,恥ずかしくてあまり人には言いません。(それをブログに書くのもおかしいですね)
でも,この講座,私としては悪くない経験でした。
例えば,NHKのラジオの番組を録音して,それをテープに起こすというような課題があったのですが,私が聴いた話は,医者の藤田紘一郎さんであったり,教育評論家の尾木直樹さんであったりしました。
文字に起こしながら聴くわけですから,一言一句聴いているわけです。そうすると,それは忘れ難い話になります。仕事としてやるのであればそんなことも言ってられないかもしれませんが。
そういうこととか,その常用漢字とかの,文字に起こすときの表記の仕方とか,私自身としては結構勉強になった講座です。
「常用漢字」の記事に,そんなことを思い出しました。
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