「相談無料」はやはりどうもね
二日前の話なのですが,やはりちょっと書き留めておきたくて。
1月18日,草津支部の研修会の後,同支部の新年会がありました。そこで,隣席になった横江孚彦先生から伺ったお話。
前に,「初回相談無料」という謳い文句について,なんだかしっくりこないなということを書きました。横江先生のお話で,その私のもやもやを,少し言葉にしてもらったような気になりました。
横江先生は,こんなことをおっしゃいました。
「 相談無料とかいって広告なんかいっぱい出してるけど,あればどうかと思うね。
それが悪いとは言わんよ。今のご時勢というか,そうしんと人が来えへんっていうのもわかるし。
けど,私らの先人は何と思ってるやろな。
司法書士はね,これまで,”相談”を司法書士の業務として認めてもらおうと,一生懸命に訴えてきたという歴史があるんよ。それで,司法書士法の改正で,”相談”が業務として認められた。ところが,そうなったら,それでは人が来んからというて,無料ですとやってる。
それもしょうがないとは思うけど,私らの先人はどう思ってるやろな。」
なるほど。言い得てるなと思います。
そしてやはりまだ私は,もやもやとして,「”相談”を客引きの道具にしたらいかんやろ」と呟くだけなのですが。
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