純粋さ(自己一致)
昨日,7月31日,滋賀県司法書士会の会員研修会ですが,臨床心理士の東斉彰先生(住友病院臨床心理科)の「傾聴による面接法入門」という研修を受講しました。
傾聴トレーニングはわりとよく受けています。今回は,「純粋さ(自己一致)」,「自分の感情を知る」,「経験・行動・感情の明確化」ということが特に新鮮でした。
「純粋さ(自己一致)」というのは,私もあまり理解しているとは言い難いですが,“等身大”でいるということでしょうか。防御的でないというか,他者に対して開かれているというか,そんな感じ。…よくわかりませんね。
でも,援助の価値観としてそれが重要だということで。何か興味深く思いました。
それと多分に共通していると思うのですが,「自分の感情を知る」ということが重要だというお話がありました。
受容されている時,怖がっている時,悲しい時,自分なら,どんな感じがするか?身体はどんな反応をするか?自分の中で何が起こっているか?を想像してみるというワークをしました。
自分の感情を深く理解できると,それだけ他者の感情を理解することができるということでした。
以前,加藤大典さんという,アメリカで調停の実践をされている方が,「調停者が自分の葛藤と向き合うことが大切だ」と仰っていたことを思い出しました。
あと,これは結構技術的なことですが,傾聴の方法として,経験と行動と感情を分けて聴くということを教わりました。
「感情」を聴くのが傾聴(カウンセリング)だけれども,ほとんどの人は「経験」を語るのだということです。「経験」とは,何か生じていること,で,「行動」とは,それに対する関わり,「感情」とは,経験や行動と関係した気持ち,ということなります。
話を聴いて,「~(経験・行動)ので,…と感じて(感情)いるのですね。」と返す=明確化するという方法を教わりました。ああ,そういう聴き方があるのかと思いました。
それがどういう意味があるのか,どういう効果があるのか,いまひとつよく分りませんが,ポケットにしまっておこうと思います。
お読みいただいている方にはよくわからん文章かと思いますが,私の個人メモみたいなものなのでどうかご容赦を。
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