近司連 事例検討
先週火曜日(22日),近司連の調停人名簿登載者情報交換会(事例検討会)がありました。
家裁調査官の小林英世さん,大阪大学の仁木恒夫さんにも参加いただいて,参加者18人でした。
検討事案は2件あったのですが,1件の事案に2時間を要して,それで終了となりました。
検討の仕方は,調停を行った担当者(2名でしました)から,どういう内容で調停の申込みがあったかを説明してもらい,後は参加者のインタビューに答える形で進めるというものでした。(「なごみ」での7月の事例検討会もこれに近い形でした)
人数にもよるのでしょうが,この形式は結構時間がかかります。
仁木さんの感想:「とてもスリリングで面白い。ただ,担当者から出されていた論点が検討できなかったのがもったいなかったですね。」
私も同感でした。
この方法は,固定観念にとらわれず「無知」の姿勢で聴く,という実践でもあり,とても緊張感があります。調停担当者と同じ位置で,調停の「プロセス」を体験できるように思います。
一方で,時間がかかる。
時間をたっぷりと取るか,優先順位に従って何かを端折るか,難しいところですね。
司会は,「なごみ」の検討会と同じく,滋賀会の,山田栄一郎さんと池元優子さん。面白い試みでとても勉強になります。
« 経営安定セミナー | トップページ | 調停の準備 功罪 »
「ADR」カテゴリの記事
- 3年半ぶり(2021.03.22)
- コンソーシアム(2017.09.29)
- コーチング(2016.08.02)
- モンク先生(2015.07.01)
- 相談員さんとのディスカッション(2015.02.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント