滋賀県自死遺族支援者研修会
昨日,2月8日,南草津駅前の草津市民交流プラザ(フェリエ南草津内)で行われた,平成23年度滋賀県自死遺族支援従事者研修会に参加しました。
県立精神保健福祉センターの主催ということになるようですが,「司法関係,医療関係,福祉関係,行政等の対人援助の業務を行っている者」を対象にした研修会です。
50人ぐらい参加されていましたが,司法書士は,私と米原の菅原さんの2人のようでした。
主催者の方は,以前に比べれば随分参加者が増えたと喜んでおられました。司法書士2人は寂しいですが,私も今回が初めてですから,増えているといえるのでしょう。
国の自殺予防総合対策センター自殺予防対策研究室長の川野健治さんの「自死遺族支援の基本」というお話と,「凪の会おうみ」(自死遺族の会)の方のお話(遺族の方の体験談とボランティアの方のお話)がありました。
川野さんのお話の中にあった,自死遺族の方を対象に行われた,支援についてのアンケートの回答で,「支えを受けるに値しない人間だと思いそんなことも考えなかった。」というものがありました。川野さんは,簡単に楽になっていいとは思えないという気持ちなのだろうとおっしゃっていました。私は,少し驚きましたが,自死遺族の方のお気持ちの一端なのだなあと思いました。
自死に限らず,大切な人を亡くしたときには,人は悲嘆に襲われます。調査に拠れば,自死で亡くした方の場合には,「否定,恥,スティグマ,死因を隠すこと」という点で他の死因の場合よりも高い指数を示すそうです。
川野さんは,語弊はありますがという注釈付きで,「哀しむ権利の保障」ということではないかとおっしゃっていました。
「権利」というと確かに少し違うかなと思うのですが,そういう環境を整えるということが支援の役割だということには,なるほどと思いました。
最後に,凪の会おうみのアドレス
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