なごみロールプレイトレーニング
ちょっと日にちが経ってしまいましたが,11月18日に行った滋賀県司法書士会調停センター「和(なごみ)」のトレーニングの報告。
11月18日の日曜日,朝10時から夕方5時半まで,2本のロールプレイを中心にしたトレーニングをしました。
5時までの予定だったのですが,ファシリテーターの十倉佳久さんの話に聴き入ってしまって,30分ほどの延長になりました。
ファシリテーターを含めて参加者8人と少ない人数でしたが,逆に濃い内容ともいえて,なかなかよかったと思います。
今回私はトレーニングのお膳立てをするほうだったので,ロールプレイの1本は,私自身がちょっともやもやを抱えていることを入れてもらいました。解決のヒントをもらえないかなと期待したんですが,なかなか難しいケースなんだなということを確認したに留まりました。
ロールプレイでの私の役割は2本とも当事者役でしたが,特に2本目の当事者の心境は面白く感じました。
いろんな事情の中で,支払うべきお金が払えないという役なんですが,まともに行くと支払い方法をどうするかという話にしかならないのです。しかし,「どうやって支払うか」という話を詰められるというのは,私としてはどうにも辛い気持ちで,本当に悲しくなりました。
こういう気持ちを味わったのは成果だったと思います。
この2本目のロールプレイ,同じものを別のチームで交代で行うということが試みられました。2チームだったのですが,1チーム目が演じるのを別のチームが観察をして,その後でその観察をしたチームが演じるという方法です。
後のチームのロールプレイでは,調停人役の岡田史枝さんは,当事者役の方へのアプローチを大きく変えて話の流れを作るようにされました。すると,場の雰囲気がものすごく明るくなり,するすると合意へと向っていきました。
ちょっとした手品を見るような思いで,ミディエーションっていうのはこういうことだなと実感しました。
遅くなりましたが,みなさんお疲れ様でした。