事例検討会
昨日,近司連対話調停センターの事例検討会を行いました。
入江秀晃さんが昨年12月22日の大津での講演会でされていた模擬事例検討会の進め方でやってみようということで,私が進行役をさせてもらいました。
私としては面白かったのですが,参加された方はどう感じられたでしょうね。聞いてみたいところです。
差し当たり,反省点としては,時間をかけ過ぎて(かかり過ぎて)しまいました。
2時間の予定が40分以上超過してしまい,それでもやや中途半端な終わり方になってしまいました。
入江さんの模擬事例検討会では,事例提供者の「皆で考えたい問い」について,その問いいにまつわる状況の把握を進めながら検討をします。いわば「問い」を中心にした検討会とも言えると思います。
一方,これまでの近司連調停センターの事例検討会は,調停の現場でどういうことがあったかという「事実」を中心にした検討会ということになるのかなと思います。
今回,私は,試みに「問い」を中心にした検討会運営をしてみようと思ったのですが,「事実」を報告したい―聞きたいという報告者・参加者の空気と少し齟齬をきたしていたとも言えます。
私の意図に反して,「問い」に行き着く前に事案そのものの内容の確認に多くの時間が割かれることになり,このために大幅な時間超過になってしまったのかなと思います。
この点は私の単純なミスで,検討を始める時に,まず「皆で考えたい問い」について事例提供者にその詳細を話してもらうようにすればよかったのを,いきなりインタビューから始めてしまったことに原因があると思います。
そこをちゃんと話しておいてもらえば軸ができたものを,それをしなかったために方向が定まらなくなってしまった。
これが私の最大の反省点でした。
検討会の終盤になっていろいろと別の課題が出てきたりして,話が尽きない感じでした。場が暖まってくるといろいろなものが出てきて面白いですね。
それを学びにできたらいいんだけどなー。
慣れてきたらもう少しうまくやれるだろうか。