「かつどん協議会」原宏一著
3つの小説が収録されている。
表題作の「かつどん協議会」もそれなりに面白いが,むしろ「くじびき翁」,「メンツ立てゲーム」が秀逸だと思う。
「ロトクラシー」とか「謝罪士」とか,ちょっと有り得ない突飛な話だが,読んでいるとそう突飛でもないと思える。結構まともな政治制度論であり,文化論だなと思うのだ。
あまりまともに考えると,著者から「ただの小説ですから」と茶化されてしまいそうだが。
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