近畿司法書士会連合会調停トレーニング
2月8日(土),9日(日),近畿司法書士会連合会の調停トレーニングに参加しました。
大阪大学の仁木恒夫教授と近畿司法書士会連合会ADR委員会の研修チームが作ったプログラムです。8日と9日の2日間で6時間ずつ,22日と23日のも各6時間ずつ続きがあります。
仁木先生は,先年アメリカに留学して,サンディアゴの調停センターのトレーニングプログラムを受けて来られたので,そういう経験が下敷きになっているのだと思います。また,今回は,仁木先生とADR委員会の研修チームが一緒に検討して作られた“自前のトレーニング”ということで,興味深く思いました。
2/8午前:アイスブレイク,ADR概説
午後:グループ自己紹介,「モモ」,ポジション・感情・利益,調停RP観察,2人で絵を描く
宿題:始めの挨拶
2/9午前:アイスブレイク,調停RP
午後:「東京物語」,調停プロセス10段階ワーク,調停RP
なんのことかわかりませんね。ここは私のメモなので,ご勘弁を。
さて,感想ですが。
調停RP(ロールプレイ)の当事者役をして,実験的に当事者(申込人と相手方)が横並びに座ってみたのが印象深いです。やってみて,何ともやはり変な感じでしたね。
今回の場合は,当事者間だけで話をして,調停人は介入しづらいという状況になりました。
当事者役としての感じは,やはり距離が近いというか,身を晒されてるようで心許ないというところでした。こういう実験は面白いです。
20人で5つのグループに分かれてRPをしましたが,私としては,グループ内での振り返りの時間がもう少し欲しかったですね。時間があれば結構有意義な振り返りができたように思ったんですがね。しかしそこはグループによっても違うでしょうし。難しいですね。
初めて調停人役をしたという方が,かなり戸惑っておられたようで,ちょっと気の毒にも思えてしまいました。それは僭越というべきかもしれませんが。
でも,例えばその方の場合であれば,「今回はこういうことをテーマにして臨んでみましょう」というように,課題を明確にして取り組んでもらったほうがよかったかもしれませんね。
今になって言えることですが。
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