SNSの就職事情
昨日,さわりん(妻)から,娘の小学校で聞いた話を教えてもらったんですけど,かなり暗鬱な気分になる話でした。
小学校での話というのは,PTA向けの研修会で,趣旨としては子どもをネットの被害から守るというようなことであったようです。
さわりんは,その話しの中にあった,今時の企業の就職採用の事情を聞いて衝撃を受けたそうです。
今時の企業では,就職の採用にあたって,Facebook等のSNSは必ずチェックするそうです。
そこで,まずSNSのページを持っていなかったら,ネット社会に対応できていないということでアウト。
そして,SNSのページがあれば,その内容がチェックされるのだそうです。
政治や思想信条に関わる内容は,多くの場合は就職には不利なものになりますね。
高3の子どもの親としては,衝撃ですよね。
Facebook ページは作れ,そして当たり障りのないことを書け,ということですからね。
企業の採用面接では,最近は,本人の家庭の事情とか思想信条に関わる質問はしてはいけないということになっているようです。
人権への配慮ということだと思います。
でも,SNSをチェックしてそれを採用の判断材料にするというのであれば,そんな質問の制限なんて無意味になってしまいますね。
ネット社会では,誰でもが発信できる。はずですが…
実はものが言えない社会のツールになっていっているのかもしれません。
なんだか暗いな。